2013年02月28日

3がつ11にちをわすれない展2013 仮設住宅からの手紙

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歌舞伎町2020
3がつ11日をわすれない展 2013
仮設住宅からの手紙

日 時: 平成25年3月1日(金)〜17日(日)

会 場: ホテル白川郷・1階喫茶室
     東京都新宿区歌舞伎町2-29-11 TEL 03-3200-5255

アクセス:JR線(山手線・中央線) 新宿駅 東口より徒歩10分
     西武新宿線 西武新宿駅 北口より徒歩3分
     地下鉄都営大江戸線 東新宿駅より5分

趣 旨:
2011年3月11日の東日本大震災から3年目になります。
痛ましい出来事の数々は、決して風化するものではありません。
同時に、この災害に立会い、復興に尽力する人々の姿は、私たちに、本当に大切にしたいたくさんのものを教えてくれました。
展覧会の会場である、ホテル白川郷は、都会の喧騒の中にありながら、昔ながらの“旅籠(はたご)”のホスピタリティを提供する稀有なホテルで、震災復興に奔走する人々の東京の定宿として知られた存在です。
歌舞伎町に存在する、遠くて近い被災地に思いを寄せる、祈りと癒しの場に、ぜひお運びください。


内 容:

【展示】
コミュニティアート・ふなばし下山浩一理事長と仙台在住のアーティスト・門脇篤氏による、あすと長町仮設住宅におけるコミュニティ支援活動「おしるこカフェ」を通して見えてきた震災後の社会についての企画展示。

【イベント】
「おしるこカフェ」in歌舞伎町 3月9日(土)13時〜15時
仙台・あすと長町仮設住宅で始まった、コミュニティ支援のためのサロン「おしるこカフェ」が、昨年8月に続き、歌舞伎町に出張!
手作りのおしるこに舌鼓を打ち、震災後のコミュニティについて、みんなで語りましょう。
出演:門脇篤(現代アーティスト)ほか。

■本企画は、「39アートの日」に参加しております。

主 催:特定非営利活動法人コミュニティアート・ふなばし
協 力:ホテル白川郷 稲荷鬼王神社
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2013年02月27日

2013年02月26日

仮設住宅からの手紙



 

仮設住宅からの手紙



拝啓

 

 歌舞伎町のみなさま、いかがお過ごしですか。そちらにも一月に大雪が降ったと聞きました。仙台もここのところ珍しく雪一色です。

 震災から二年がたとうとしています。すでに震災は過去のことだ、もう誰も覚えていない、といった話も耳にします。一方でこちらの、特に沿岸部では、震災はいまだ日常です。

 仙台の中心部近くにあるこの仮設住宅は、そういう意味では少し変わった場所です。震災があったことも忘れてしまいそうなほどに活気のある再開発エリアに、忽然と姿を現したのがこの仮設住宅だからです。
 しかしここにお住まいの方は遠く、南三陸町や石巻、亘理、山元、南相馬からも入居されています。そうしたことがわかってきたのも、去年の一月から毎月一回、「おしるこカフェ」という、ただおしるこを食べるだけでほかには何もしない(してもいいですが)という場を、千葉の下山さんと始めてしばらくたってからのことでした。それから月に一度、たまには二度三度と集まって、顔を合わせ、お話をしてきました。

 二年が過ぎようとする今、何か少し変わってきたなという気がします。昨年秋口から今年のお正月にかけて、宮城のお雑煮のつくり方をみなさんから教わる機会がありました。焼きハゼでだしをとり、細く切った大根やにんじん、ごぼう、それにカラトリと呼ばれる里芋のくきや、いくらなどを乗せた具沢山の宮城のお雑煮。おおまかには一緒なのに、詳しく聞くと家々でそれぞれ違っているそのお雑煮。もうお正月も終わった一月の八日の「おしるこカフェ」に、「初めて来た」というご婦人がいらっしゃいました。しかもその方は、「今年初めてお雑煮を食べました。仮設ではひとりなのでお雑煮をつくることもないので」と言うのです。

 毎月、「おしるこカフェ」の開催を知らせる通信を、二百数十世帯にポスティングしていますが、今年に入って何軒もの家のポストに目張りがされていて、仮設を出られて年越しをしたんだなと思いました。

 目には見えないけれども、いろいろなところで、変化を感じます。みんながこの状況を受け入れる余裕が少しずつ生まれてきたのを感じます。そしてまた、こういう中で、こういう中だからこそ自分たちの力を見出し、強め合っている人の力に驚かされます。

 石巻では、主婦のみなさん(みんな被災されています)が小さな取り組みを重ねることによって、地元にしかできない取り組みを行っています。それはどんなに有名で大きな企業にも、どんなに専門知識やお墨付きのある人にもできないことなのです。それは顔の見える具体的で小さな関係をひとつひとつ築いていくことこそが、生きていくこと、まちをつくり、震災後の社会をつくっていく上でいかに重要であるかという、思えば余りにも当然のことを明らかにしてくれています。

 また、仮設住宅に住みながら、国の支援事業に手を上げて起業し、カフェを開いた女性たち。みんながほっとできる場をつくりたい。仲間の仕事をつくりたい。そんな小さくてしかし大きな気持ちでがんばっているお話をあちらこちらで目にします。

 自分は被災者だ、弱い立場の人間だと語るのではなく、今できること、今だからできることを考え、持ち寄り、考え、助け合って、何かが起ころうとしています。

 そこに生まれつつあるのは、お金や数、よそからどう見えるかを基準にものごとをとらえ、ひとを萎縮させることで競争に勝というとするような世界ではなく、具体的で、顔の見える、みんなが一歩踏み出せるような気持ち、勇気ややる気を持ち寄ることができるような世界です。しかしそれは、みんなが当たり前のように望んできた世界だったのではないでしょうか。

 私たちは震災からたくさんのことを学びました。「震災を忘れない」というのは、津波や地震から逃れるために、その恐ろしさや失敗から学んだノウハウを忘れない、ということだけに限りません。震災から助かった命、そこで生まれた関係性の大切さに気づき、それをこれからどう生かし、みんなのものにしていくのか。そのことを忘れないというのが、「3がつ11にちを忘れない」という意味だと思います。

 震災前と同じ尺度、価値観で生きている人を見ると、とても残念な気持ちになります。私はもう震災前の社会には戻れない、戻るべきではないと考えています。とうとう私たちは自分たちの世界を手に入れることができるかもしれないのです。

 「仮設住宅」というのは、何も被災地だけにあるものではありません。日本中、世界中にあるのではないでしょうか。そして一方で、それは必ずしも悲惨さや不幸、不運を意味するものでもなく、我々が知恵を出し合い、支え合って、そこでしかできないことをしていく、それによっていわゆる仮設住宅という言葉やあり方を、もっと違う響きをもった言葉へと変えることができるのではないでしょうか。

 だからこの手紙、仮設住宅からの手紙は、かわいそうな被災地から日本の首都「東京」への手紙ではありません。世界はもっと大きなものだということに気づき、その中に生き、それを今後も伝えていかねばならないという使命、その喜びをもった場所からの手紙です。

 歌舞伎町のみなさん、震災後、社会は、あなたは、変わりましたか。変えようとする勇気ややる気を得ることができましたか。もしそうでないなら、そんなことはどうせできないし、無駄だと思うのなら、一度私たちのところを訪ねてください。きっと、何かを得ることができると思います。
 こんなにも悲惨な体験を経なければ、私たちは何かを得ることができなかったのでしょうか。


敬具



2013年2月26日
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2012年10月10日

そして、「彼女」は現れた。

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そして、「彼女」は現れた。
コミュニティアートふなばし 下山浩一
http://communityart.cocolog-nifty.com/hato/2012/10/post-fa1a.html

歌舞伎町のプロジェクトの重要な場面で、「彼女」は現れる。

彼女のことを私は、小町・・・そう、「歌舞伎町小町」と呼んでいる。
2012年8月25日、ホテル白川郷の「おしるこカフェ」に、彼女は現れた。

相馬高校の渡部先生による、相馬の高校生、その家族、市民の皆さんについての生々しいリポートを聴いていた「彼女」は、支配人さんお手製のおしるこを美味しいと喜び、お代わりをし、おもむろに口を開いた。

「私は、長崎で、あの“光”をみました」

「彼女」は、女学生の頃長崎に落とされたあの爆弾の“光”を見たと言う。
「彼女」は、80代。
スクリーンには、相馬高校の女子生徒たちが、原発事故の不安を綴った演劇のドキュメンタリーが映されている。
原爆が投下された1945年、まさに女子生徒だった80代の彼女が、その様子を見ている。
2012年の女子生徒と、1945年の女子生徒の生が、交錯する。

原発20km圏にまつわる話題が出た時、「彼女」は自らも長崎の原爆投下の地から20km圏内にいたということで、関心を寄せていた。

仙台在住のアーティスト・門脇篤さんと渡部先生と「彼女」が、「Nagasaki Archive」 の画面を覗き込む姿は、時空を超えた邂逅のようで、私には何故か「見てはいけないもの」「恐ろしいもの」のように見えた。
正視することが出来なかった。

「帰らなくちゃ」。
やがて彼女が言った。
私たち全員は、「彼女」がこの場に現れてくれたこと、彼女と話が出来たことを、心から感謝していたし、そのことを丁寧に彼女に伝えた。
午後の歌舞伎町の道を新宿駅に向かって帰っていく「彼女」。
その姿が見えなくなるまで、私は見送っていた。

夢幻のようなひと時だった。
ホテル白川郷の支配人・小坂さんは、「神様のような方だったね」と仰った。
それは、私たち全員の実感でもあった。

歌舞伎町小町は、私たちを、常に見守っていて、導いてくれる。
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2012年08月26日

フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町

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フェスティバルFUKUSHIMA! 世界同時多発イベント
「フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町」

会期: 2012.08.18 Sat 〜8.26 Sun
会場:ホテル白川郷 ロビー(東京都新宿区歌舞伎町2-29-11)
入場・参加無料
問合せ:NPO法人コミュニティアート・ふなばし 090-9101-1974 

◆展示「震災後のコミュニティ」
 期間中毎日10:00〜19:00
 ホテル白川郷ロビーにインスタレーション「福島の窓」と
 各地で取材した震災後のコミュニティについてのドキュメントを展示

◆オープニングイベント「フェスティバルFUKUSHIMA! in 新宿センター街」
 8/18(土)19:00〜翌5:00 ※別会場となります。ご注意ください。詳細はページ下をご覧下さい。

◆会期中イベント「おしるこカフェin歌舞伎町」8/25(土)
 10:00〜17:00 おしるこふるまい
           ホテル白川郷支配人小坂和香氏のおしるこ白玉をお召し上がり下さい
 14:00〜15:00 上映会「震災後のコミュニティ」
           門脇篤による今回の展示に至る映像
           相馬高校放送局の資料映像(渡部義弘氏による解説付き)
 15:00〜17:00 おしるこトーク「震災後のコミュニティについて」
           モデレーター:下山浩一氏(コミュニティアート・ふなばし理事長)
           ゲスト:渡部義弘氏(相馬高校放送局顧問)
               小坂和香氏(ホテル白川郷支配人)
               門脇篤(現代アーティスト) ほか
           ※詳細はページ下をご覧下さい。

世界の歌舞伎町にありながら「地方」を感じさせる宿「ホテル白川郷」のロビーに、コミュニティの過去・現在・未来を考える場を出現させます。
コミュニティをテーマに活動をつづける仙台在住の現代アーティスト・門脇篤による展示「震災後のコミュニティ」は、福島、宮城、歌舞伎町で活動する中で見えてきたこれからのコミュニティを考える上でのいくつかの事例をルポ形式で報告するもの。また、福島と会場である白川郷をテーマにしたインスレーションも制作されます。
8月25日(土)に行われる「おしるこカフェin歌舞伎町」では、仙台市最大の仮設住宅である「あすと長町仮設住宅」でこの1月から毎月行われている「おしるこカフェ」を歌舞伎町で体験できるほか、相馬高校放送局顧問として各地で福島の現状を伝える渡部義弘氏をゲストに震災後のコミュニティについて考えていきます。
歌舞伎町からFUKUSHIMAへ! FUKUSHIMAから歌舞伎町へ! コミュニティの連鎖は途切れない!



【オープニングイベントのご案内】 終了しました
急遽メイン会場である歌舞伎町二丁目の「ホテル白川郷」の他に、新宿センター街にある「HANA」にてオープニングイベントが開催されることになりました!ぜひ「ホテル白川郷」会場と合わせてご来場下さい。

「フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町」オープニングイベント
「フェスティバルFUKUSHIMA! in 新宿センター街」

2012年8月18日(土)19:00〜翌5:00
東北在住の現代アーティスト門脇篤による震災とコミュニティをテーマとした映像の上映
会場:HANA(だいたいこのへんです)
※会場は雰囲気のあるカウンターのみのお店です。IMG_7097.JPG


【緊急告知】
おしるこトーク特別ゲストに相馬高校放送局顧問・渡部義弘氏

福島の高校生の生の声を伝えるものとして各地で上演・上映が行われている相馬高校放送局「今伝えたいこと(仮)」の顧問・渡部義弘氏を特別ゲストにお招きし、震災後のコミュニティについて考えていきます。
8/25(土)15:00〜17:00(14時からの上映会内で資料映像を上映します)
参加無料。入退場自由です。 どうぞおこしください。

▼関連記事
J-one http://www.j-one21.jp/article/968.html



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2012年08月24日

朝日新聞に紹介記事

朝日新聞で紹介していただきました。
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posted by kabukicho2020 at 20:00| Comment(0) | フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

小坂支配人のおしるこ

先週18日からスターとした「フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町」もいよいよ今週末までとなりました。
そして明日は会期中のクライマックスともいえる「おしるこカフェ」開催です。
「おしるこカフェ」はコミュニティアート・ふなばし理事長下山さんが仮設住宅のみなさんはお正月をどう過ごされているのだろうと思い、今年1月、仙台市最大の仮設住宅であるあすと長町応急仮設住宅の集会所でおしるこをふるまったのがはじまりで、それ以後、毎月下山さんは千葉の自宅で小豆を煮て仙台に通っています。
その「おしるこカフェ」を歌舞伎町でも開きたいと「ホテル白川郷」さんに相談したところ、小坂支配人自らがおしるこをつくってくださるということになりました。
朝10時から夕方5時まで、おしるこがある限りホテル白川郷ロビーで無料でお召し上がりいただけます。また、午後2時からは上映会が、3時からはトークもあります。いずれも参加無料です。どうぞおこしください。

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小坂さん撮影によるロビーの様子。
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2012年08月18日

歌舞伎町二丁目「福島の窓」

歌舞伎町二丁目「ホテル白川郷」ロビーに「福島の窓」ができました。

posted by kabukicho2020 at 18:36| Comment(0) | 歌舞伎町クリスマスガーデン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月17日

ホテル白川郷の朝食

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今回の「フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町」のメイン会場となる歌舞伎町二丁目「ホテル白川郷」さんは、先代の社長が荘川村がダムの底に沈むことになり、合掌造りの家屋をこの地に持ち込んで割烹を始めたのが創業。その後、割烹はやめ、建物も近代的なものになり、宿として生まれ変わったわけですが、いまだにそのもてなしは「都会の旅籠」として受け継がれています。その最たるものがこの食べた人は必ずはまる朝食です。
ぜひ一度試してみてください。

posted by kabukicho2020 at 09:46| Comment(0) | フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

8/25おしるこトークゲストに渡部義弘氏

明日から始まる「フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町」ですが、25日(土)の15〜17時に開催される期間中イベント「おしるこトーク」に、現在各地で話題を呼んでいる相馬高校放送局「今 伝えたいこと(仮)」の渡部義弘氏をお招きします。舞台の話や福島の現状などをお聞きし、震災後のコミュニティについて考えていきたいと思います。

会場:ホテル白川郷 ロビー(東京都新宿区歌舞伎町2-29-11)
入場・参加無料
問合せ:NPO法人コミュニティアート・ふなばし 090-9101-1974 

当日は10時より仙台のあすと長町仮設住宅で毎月一回行っている「おしるこカフェ」を同会場で行います。
ぜひお越しください。

■相馬高校放送局「今 伝えたいこと(仮)」関連リンク
J−one http://www.j-one21.jp/information/902.html


posted by kabukicho2020 at 09:40| Comment(0) | フェスティバルFUKUSHIMA! in 歌舞伎町 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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